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大阪市で初の行政代執行 危険な空き家を強制撤去
大阪市で初の行政代執行 危険な空き家を強制撤去
大阪市で初めての行政代執行による空き家の強制撤去が行われました。
対象の空き家は此花区にある築100年以上の建物で約30年前から人は住んでいなかったようです。空き家対策特別措置法に基づき、3月12日に撤去が開始されました。
近隣から「今にも崩れそうだ」と通報があり市は所有者に対して改善を指導してきましたが改善がされなかったため、「通行人に危害が及ぶ」と判断し、代執行での撤去を決めました。もちろん撤去費約150万円は所有者に請求することになります。
大阪市は維持管理が困難な空き家が昨年末時点で約940件もあり、特に死亡や転居に伴う空き家対策が大きな課題になっていようです。
固定資産税の情報から所有者を特定できるようになったりと以前より管理不十分な空き家についての対策、改善がしやすい環境になって来ましたがこのように行政代執行などが行われたのはごく一部のケースです。
これからさらに深刻化していくといわれている空き家問題。その対策に今後も注目していきたいと思います。
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